年末・年始のお休み

本年はご愛顧を頂き誠にありがとうございました。
１２月２９日（土）～１月５日（日）まで休業とさせていただきます。
なおモデルハウスは１月５日１０：００からオープンいたします。

２０２０年は１月６日（月）から通常営業となります。良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします！

たてもの探訪【福井県年縞博物館】

福井県若狭町にある三方五湖。その三方五湖の一つ水月湖のほとりに昨年「福井県年稿（ねんこう）博物館」がオープンしました。


年稿（ねんこう）とは湖底にたまるプランクトンなどの堆積物が層になっているもので、一年に一層形成されます。ここ水月湖の年稿は７万年分が連続して堆積している世界でも非常に珍しい年稿とのこと。


７万年目までずらっと並ぶ年稿は、長さ４５ｍ。この年稿の中の物質を調べることで当時の気候や周辺環境を調べることができます。現在に至る気温の変化や火山の噴火などの履歴もこの年稿に刻まれているとのこと。


大きな梁を利用したベンチや、年稿を採取する際に使用したロッドと同じ径の鉄柱など、マニアックなところも。


博物館の一部はカフェになっていて、天気の良い日は水月湖がきれいに見えるそうです。


７万年の歴史が長すぎてピンときませんでしたが、係員の方の説明が非常に面白く予定時刻を大幅に超えて見学してしまいました。明るい時間にいったのに、写真はちょっと暗めになっているのはそのため。この水月湖の年稿は世界の年代測定に利用されるなど、地球の物差しとして知られているそうです。

年稿ケーキや年稿ネクタイがあったのですが、年稿USBなんかも面白いのではないかと思いました。

「安心・安全」の見える化

先月、弊社の取り組みを「耐震性能を見える化」と題して、北國新聞さんに取り上げていただきました。


内容を簡単にご説明すると、構造設計を一般的な簡易法ではなく、大規模建築にも用いられる構造計算の「許容応力度計算（きょようおうりょくどけいさん）」で行うこと。さらに、その耐震性を倒壊解析ソフト「wallstat（ウォールスタット）」でシミュレーションを行い確認できること。といった内容となっております。


よく「震度〇の地震に〇〇回耐えた家」といったCMがありますが、このwallstatを使うことで、実際にプランしている間取りの住宅で耐震シミュレーションを行うことが可能になりました。過去に起こった地震の地震波を入力することで、どの程度の地震にどれくらい耐えられるかが確認できます。


現在プラン中のお客様にご覧いただいたところ、「自分たちが建てる家の構造や耐震性が確認できて安心です！」と好評価をいただきました。自社内で構造計算からwallstatの材料を一つ一つ手入力しているのでまだ時間がかかっていますが、今後はスムーズにしていきたいと思っています。

デザインや断熱性だけでなく構造も大事な部分。安心・安全で快適な暮らしをご提案していきたいと思っています。

さらにHPにも詳しく載っています。
http://www.chubu-jc.com/concept/safety/

実は、このプロジェクトの構想から実現まで2年ほどかかりました。新しいことをするのはとても時間がかかると思う今日この頃。